デューディリジェンス を捉える

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デュー・ディリジェンス(以下「DD」)とは
一般に投資家が投資判断を行うために実施する企業や不動産、金融商品等の調査

アメリカで生まれたDDという概念・・・
当初は企業が証券を発行する際に、開示情報が証券法規定の開示基準に適合しているかを精査する業務だった。

日本では・・・
1990年代後半、外資機関投資家が不動産市場への参入を開始して以降、
いわゆるバルクセール市場拡大の頃、急速に浸透してきた経緯がある。

現在は投資用不動産取引、M&A、プロジェクトファイナンスを行う場合等に実施。

また、CRE、PRE戦略においても、DDの重要性はこれまで以上に高まっているはず。
企業不動産戦略 - 不動産戦略 Cafe

このように、DDは対象不動産や企業等の価値を見極め、リスクを明らかにすることで、リスクの最小化とリターンの最大化を図るものなのです。
が、その目的・性格は様々、案件の特性に応じて調査内容を吟味、構成する必要はあります。

例えば、M&Aの事前調査では対象企業の価値を把握するために、不動産鑑定士などが行う不動産DD(環境DDを含む)に加えて・・・

DD種類 担当専門家など
市場環境や事業・収益構造等から事業将来性を見極めるビジネスDD 経営コンサルタント
財務・税務DD 公認会計士、税理士
契約内容や係争案件等の法務DD 弁護士
経営者や社員のスキル、人事・労務制度等の人事DD 人事コンサルタント

こんなところでしょうか。
もちろん、企業規模や業態によっても調査内容は異なります。

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