ルミネ有楽町、3日間で20万人 売上は4億5000万円
ルミネは駅ソトでの実績がないというが・・・
営業日数 | 売上 |
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初日のみ | 2億2,000万円 |
3日間 | 4億5,000万円 |
3日間で約20万人が来店したらしい。
店舗面積11,300平米でこの売上、開始上々。
従前テナントは年間賃料数十億円という高水準に苦しんだらしいが、今回は・・・。
"年間数十億"が正しいとして、下限値賃料は10億円/年、店舗面積当たり24,400円/坪(月額)。
ルミネが繁盛してきた要因は駅前という立地だけではない。
良く利用するので分かる。ツボの突き方が上手い、そんな気がする。
有楽町というと銀座との比較になるかもしれないが、
銀ブラとは違った、最近のファストファッション攻勢とも違ったイメージ。
初出店等の稀少性で話題性に事欠かないテナント構成、
また、広めの面積を確保しているのは、ルミネの鉄板系テナント(レディス・メンズ)
「ユナイテッドアローズ、トゥモローランド、アーバンリサーチ」
注目度の高いロンハーマン(カリフォルニア人気ショップ)にもメンズがあるので、
ルミネは女性に特化しているわけではない。このあたり、ルミネ他店と同じ印象。
今後はクリスマス商戦、年末年始とイベントが続く。当面は活況を呈するはず。
ファストファッションが相次いで銀座に出店するこの時代。
来年以降の展開がどうなるか、周辺環境や不動産市況にも関連する。注目したい。
阪急MEN'S TOKYO / ルミネ有楽町
有楽町で話題の商業施設がOPEN
2011/10/15 阪急MEN’S TOKYO
2011/10/28 ルミネ有楽町店
阪急は「有楽町阪急」の全面改装、ルミネは「西武有楽町店」撤退後の進出として注目度は高い。
店舗の銀座戦線を少し離れて見ているイメージが強かった有楽町エリアだが、
この2施設が有楽町活性化の起爆剤となり得る。
阪急は大阪梅田でメンズ館を成功させた実績、
ルミネは新宿等を中心に、20〜30代女性からの圧倒的な支持力がある。
ターゲット
阪急は購買力の高い30〜40代男性
ルミネは20後半〜30代男女(女性がメイン)
向かい合う両者、外観上は一見似ているようだが、がっぷり四つでの競合はない。
むしろ、この程度の年の差カップルは多いので相乗効果が期待できそう。
平日に様子を見てみると・・・
阪急に新宿伊勢丹メンズ館ほどの客が入るのかは疑問だが・・・客層の年齢は確かに高かった。30〜60代位まで、商圏も広そう。
ルミネは活況、客数は単価の低いこちらが多く、見物ではなく買っている人が多かったのも特徴。
(開業半月が過ぎた阪急、開業5日目のルミネというタイムラグ、
30〜50代男性は仕事中の時間帯だったことも混雑度に影響していたはずだが・・・)
「銀座」 高級ブランドショップの賃料 - 不動産戦略 Cafe
店舗の家賃っていくら? - 不動産戦略 Cafe
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爽快!トイレからの眺望
キレイなトイレは集客力アップに役立つ!
滞在時間が長くなる大型店舗でお客さんがトイレに行く可能性は高い。印象に残りやすいのです。
商品ラインナップで優劣がつかない場合、素敵な建物はお客さんを呼び込みます。
素敵な…の重要な一要素がトイレです。
素敵なトイレって何だ…
清潔感、ウォシュレットのスペック、ゆったりしたスペース。
最近の有名ホテルはトイレもラグジュアリー感たっぷり。
恵まれた景観を活かしたシティビュー、オーシャンビューのトイレも爽快です。
スカイツリーの第二展望台は地上450m、ここにもトイレが・・・
トイレは建物の顔?
トイレを見れば、建物の使い方がわかる!
会社を見るならまずはトイレを見よ!
そんな言葉を聞いたことがあります。
トイレに神さまがいるかどうかは分かりませんが、
トイレは皆さまが使う場所だからです。
劣化しやすく、管理の善し悪しが目立ちます。
〜風水的にも、水回りを清潔に保つことは大切〜
風水と不動産価値
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デパートのトイレって結構差が出てますよね。
トイレでだいたいの築年数やグレードが分かります。
新しい施設のトイレは清潔感にあふれています。
公園のトイレも、コンセプトがあったりします。
見上げると桜が見えるように設計されたものなど…実際に設計した方に聞きました。
現在はこの桜の木、なくなっていました・・・。
周辺環境は良くも悪くも変化するものです。
東京駅から『空間の使い方』を考える
東京駅の「赤レンガ駅舎」、2012年6月に一部が開業する。
現在は復元工事が進んでいるところ。
「赤レンガ駅舎」で何を想像しますか?
今回は空間の使い方に着目します。
そもそも、地域によって、土地によって、建てられる床面積は決まっています。
つまり、空間利用は制約を伴うのです。
敷地面積に対する床面積の割合=容積率 → 容積率が高いほど、高層建物を建てられる。
「表通りは高層ビルが多いのに、裏に入ると中層ビルが多い」
その大きな要因が容積率です。
計画的な街作りのためには大切。
ただし、どこでも同じ考え方では、非効率なことが起きたりするのが現実です。
15階建てのオフィスが建つ土地に3階建ての店舗があるとします。
4〜15階は空間的に空きがある。
隣の土地を持っている人は、本来利用できる4〜15階の空中利用権(余った容積)を買って・・・
「自分の土地により高い建物を建てたい!」
そんなわがままが通るのかというと、通ったりします。
余剰容積率が実際に売買されたりするのです。
この容積移転にはいくつかの仕組みがありますが、ここでは触れません。
実は東京駅も容積移転を利用しています。*1
赤レンガ駅舎は3階建て、未使用容積率があるわけですが、
これを周辺のビルに移転することで、駅舎の復元資金を調達しています。
容積移転の利用は、容積を買いたい側だけではなく、
売りたい側にとっても有り難い制度と言うことです。
宇宙のルール
宇宙に対する興味は尽きない。
「ブラックホールが発見された」と言う記事を最近よく見かけます。
未だナゾが多いのも魅力の一つ。
想像力をかきたてられ、ワクワクするのは私だけではないと思う。
いつの日か、月旅行が一般化し、月や火星に街ができて人が住むなんてことも…
「宇宙にはどのようなルールがあるのか?」
宇宙法
宇宙空間とその利用に関する国際法規則
宇宙条約がベースとなる。
宇宙条約
正式名称は長すぎる・・・読みたい方はどうぞ
(月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約)
ここで定められていること。
- 宇宙空間の探査/利用の自由(そのままです)
- 領有の禁止(どの国も領有を主張できない)
- 平和利用の原則(軍事利用禁止)
- 国家への責任集中原則(宇宙活動で何かあったら国が国際的責任を負う)
「宇宙の境界線」
宇宙の果ての話ではありません。
国と国の間には国境があり、土地と土地の間には境界がある。
では、宇宙と地球との間に境界は・・・?
明確なラインはない模様。
そもそも境界付近の利用は難しく、今のところ明確にする必要性はさほど高くないような・・・。
この三次元的空間利用については、不動産の世界で重要な意味を持ちます。
これについては、話の毛色が少し変わるので、また次の機会に。
☆ NASA
これが本当の地域コミュニティ -後編-
前編はこちら
これが本当の地域コミュニティ -前編- - 不動産戦略 Cafe
[人との別れ、町、家との別れ]
別れが寂しいというのは、「人との別れ」だけではない。
思い出が詰まった町、家、庭の植物たちとの別れもある。
準備を進める中、田舎家の処分も考えなければならない。
具体的にどうしたのか、詳しくは知らないけど、手放したのは確か。
その際、「鑑定評価書」を取ったと聞いた。
鑑定評価という言葉を身近で聞いたのはその時が初めてだった。
古い平屋で裏庭が広い。バリアフリーの逆を行くような段差のある家だった。
「鑑定評価額」は本当に小さなものだったみたいだけど、
長年暮らしてきた祖母にとっての価値は、貨幣額で示すことなんてできない。
裏庭のあじさい
[別れの朝]
東京から迎えに行ったのは、祖母が旅立つ2日前のこと。
ここへ来るのもこれが最後・・・
町は何も変わっていなかった。
「おばあちゃん。元気ね!?」
いつものように、声が掛かり、町の「家族」と庭先で立ち話。
涙をぐっとこらえて、祖母はいつものように笑っていた。
大きな荷物の発送は、「さとちゃん」に託してある。
必要最小限の荷物にまとめて、旅立ち前夜はいつもより早めに床についた。
眠れたのかはわからないけど。
朝5時過ぎ、戸締りを確認して、玄関でゆっくりと靴を履く。
町は小さい。大きな荷物を運べば、きっとみんなに気付かれてしまう。
だから出発は早朝が良い。そう提案したのは祖母だった。
うっすらと夜が明ける頃だった。
最後にもう一度、家の前のいつもの風景を眺める。
田んぼ、山、川、町の「家族」が眠る家々・・・
お ば あ ち ゃ ん 今 ま で あ り が と う
い つ ま で も 元 気 で ね !
田んぼの向こうの石垣に
布を継ぎ合わせて作った大きなメッセージ。
気付いていたんだ。でも祖母の気持ちもわかっていた。
だから、そっと送り出してくれた。
それでも気持ちを伝えたいと思ってみんなで作ってくれたのだろう。
こんな温かい送り出し方があるんだ。自然と涙があふれた。
その時の感動は、今も色あせることがない。