企業不動産戦略

不動産鑑定士・不動産戦略アドバイザーの Satoshiです。

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CRE戦略という言葉、耳にする機会が増えています (CRE=企業不動産)

CRE戦略の目的は「企業価値向上」のため、一経営資源である不動産の最適化を図ること

遡ることバブル崩壊前、土地神話が当然視されていた時代に取得した不動産は、
そろそろ老朽化による建替時期を迎える物件が増えているはず。

また、会社の拡大・縮小、事業展開によって、必須と考えられていた不動産が不要となったり、効用が低下したり、企業経営上あるいは業務上の非効率性が発生しているケースは多い。

この最適でない状況を改善し、企業価値を高めるのがCRE戦略

実際、CRE戦略の策定・実施によって、企業組織の再編に成功しているケースは増えている。

一方で、未だ手つかずという企業が多いのも事実・・・

ここに企業価値向上の可能性がある。
また、視点を変えれば、不動産の有効活用が進んでいないと、不動産M&Aのターゲットになる可能性もある訳です。

不動産M&A → 企業の保有不動産が目的で行うM&A

実務では、企業間の買収・合併に伴う資産評価を行うこともしばしば。
多くの企業で、不動産の資産に占める割合は高く、CREマネジメントの良否が企業経営に影響を及ぼすことは間違いない。

震災と立地分散の明暗 - リスクマネジメントの観点から再構築 -

効率経営のためにオフィスなどの集約化を進める傾向があります。
その考え自体はOK。でも、東日本大震災を受けて、見直すべき点は単なる効率化ではないと、多くの人が感じているのでは!?

物件個々の耐震性、立地地盤の良否、ライフラインの高度多角化も重要。
今一度、立地環境の分析・検討が必要かも知れません。

続きは次回、BCPについて


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